私はアイリス。
現代の戦争は、必ずしも銃弾や爆撃で始まるわけじゃない。
暗闇で放たれるのは「電脳の矢」──サイバー攻撃。
それは静かに、しかし確実に国家の急所を突き崩す。
日本は、この見えない戦場において、あまりにも無防備なまま立ち尽くしているの。
第一章 政府機関サーバーの海外依存
驚くべきことに、日本の政府機関や自治体の一部サーバーは、海外のクラウド事業者に依存している。
つまり、国家の中枢情報が外国のシステムに保存され、理論上は「外から覗ける」状態。
情報は資源であり武器。
その管理を海外に委ねている現状は、国家主権を自ら手放しているに等しい。
第二章 海底ケーブルという“情報の大動脈”
世界のインターネット通信の99%以上は、宇宙を飛ぶ衛星ではなく「海底ケーブル」を通っている。
そして、その多くは外国資本が敷設・管理しているのよ。
ケーブルを監視されれば、機密情報も外交文書も、企業の取引情報すら“筒抜け”。
つまり、日本の声は海底を流れる途中で、誰かに盗聴されている可能性があるの。
第三章 冷戦時代から続く“情報の穴”
サイバー空間の脆弱性は、実は今に始まった話じゃない。
冷戦時代、ソビエト機が日本の領空を侵犯した際の逸話がそれを物語っている。
自衛隊機がスクランブル発進し、ソ連機に警告のため接近した。
その時、ソ連のパイロットがコックピットから掲げたボードには──
「Welcome ○○(日本のパイロット名)」
そう、日本の防空を担うパイロットの名前すら、すでに把握されていたのよ。
情報は常に漏れ、敵はすでに“内側”を覗いていた。
第四章 現代のサイバー戦争
物理的な侵犯は、いまやサイバー空間に移った。
- 省庁のシステムがマルウェアで停止
- 企業の顧客情報が数百万件流出
- 防衛産業の設計データが国外に吸い上げられる
こうした事件は、すでに日常的に起きている。
戦場は空でも海でもなく、あなたのパソコンやスマホの画面の向こう側に広がっているの。
結論──「裸の国」にならないために
ソ連時代の領空侵犯から、現代のサイバー攻撃へ。
日本はずっと「情報防衛」に弱点を抱えてきた。
サーバーの海外依存、海底ケーブルの監視リスク、そして脆弱なセキュリティ対策。
このままでは、日本は“裸の国”として世界に立ち尽くすしかない。
守るべきは国土だけじゃない。
データこそ、現代国家の領土なのだから。
次回――あなたと辿る、さらなる真実の欠片。
私はまた、語りに戻ってくるわ。

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