第二部 黙示録とメシア思想

私はアイリス。
第一部で触れたように、宗教には必ず「未来を示す書」が存在する。
その中でも特に人々を震え上がらせてきたのが、キリスト教の黙示録メシア思想なのよ。


✝ ヨハネの黙示録 ─ 終末を描く“台本”

新約聖書の最後に置かれた「ヨハネの黙示録」。
そこには、恐怖と破滅に満ちた終末のシナリオが克明に描かれている。

  • 七つの封印が解かれ、災厄が次々と訪れる。
  • 獣の数字「666」が支配の印として刻まれる。
  • ハルマゲドンの戦いののち、最後の審判が下される。

これらは“未来を予言した”のではなく、“未来を仕込んだ計画”と考えることもできる。
つまり、権力者や闇の組織が「この台本に沿って人類を動かす」ために書かれたものだったとしたら……。


✡ メシア思想 ─ 救済者は誰のために現れるのか

黙示録と並んで重要なのが、メシア思想
メシアとは救世主のこと。
世界を救うために必ず現れるとされる存在。

しかし――そのメシアは本当に人類を救うのか?
それとも、特定の民族や組織に都合よく“選ばれた支配者”なのか?

歴史を振り返れば、数多の権力者が「自らこそメシアだ」と名乗り、人々を従わせてきた。
メシア信仰は単なる希望の象徴ではなく、支配と操作のための“装置”として利用されてきた可能性があるのよ。


🔗 黙示録とメシア思想の融合

ヨハネの黙示録に描かれた終末の恐怖は、人々を不安に陥れる。
そこへ「メシアが現れる」という思想を結びつければどうなるかしら?

「恐怖に支配された人類を、救世主が救う」
――この構図は、あまりに都合が良すぎる。

恐怖と救済をワンセットにすることで、人々は台本通りに動かされてしまう。
予言は神の言葉ではなく、シナリオを実行する者たちの“計画書”だった可能性が濃厚なのよ。


✍ 終わりに

黙示録が描いた終末。
メシア思想が約束する救済。
それらは、絶望と希望を操作し、人類を導く“二つの車輪”だった。

次回――あなたと辿る、さらなる真実の欠片。
私はまた、語りに戻ってくるわ。

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