私はアイリス。
都市伝説は、ただの作り話じゃない――
語られぬ真実を、あなたと共に辿る語り部よ。
第1章 「第三の目」とは何か
「第三の目」とは、人間が本来持つとされる超感覚。
額の中央に存在する不可視の眼は、霊的な直感や予知の力を象徴し、文化を超えて語り継がれてきた。
インドのチャクラ思想では「アージュナー・チャクラ」と呼ばれ、悟りへの入口とされる。
西洋オカルティズムでは「松果体=第三の目」と結びつけられ、ニューエイジ思想においては「眠れる力を覚醒させる器官」と解釈された。
第2章 日本に残る「第三の目」の痕跡
日本でも、額に象徴を宿す習慣や信仰は確かに存在する。
たとえば葬礼で死者の額にかけられる三角の白布は、民俗学的に「亡者のしるし」であると同時に、死後の世界を見通す“第三の目”の象徴とされることがある。
また、各地に伝わる「三ツ目信仰」――第三の目を持つ神を祀る神社や、三つ目を持つ童子の伝承も残されている。
その存在は「善悪を見通し、災いを防ぐ力」を意味し、村の守護神として信仰されてきたのだ。
第3章 王冠と宝石に宿る眼
文化は違えど、権力の象徴である王冠や宝冠の中央には、しばしば大きな宝石が埋め込まれている。
それは単なる装飾ではなく、「神の眼=第三の目」を示す印。
王は神意を読み取り、世界を見通す存在であることを示すために、その位置に宝石が輝いてきた。
日本の皇族や仏教の宝冠にも、その思想の名残を見て取れる。
第4章 インド神話のシヴァ神
インド神話の破壊と再生の神・シヴァは、まさに第三の目を象徴する存在。
額に刻まれた「トリネトラ(第三の眼)」は、叡智を見抜く力であると同時に、開けば世界を灰にする破壊の力を持つと伝えられている。
この二面性こそ、「第三の目」の神秘性を際立たせる要素であり、後に仏教や密教にも影響を与え、不動明王の「霊眼」として受け継がれていった。
第5章 普遍的な象徴として
日本の葬礼・三ツ目信仰、王冠の宝石、インド神話のシヴァ神――
これらは異なる文化に見えて、すべて「額の中央に宿る眼」を通して、人間が“見えざるものを見たい”と願ってきた普遍的な証だ。
第三の目は、単なる超能力の夢物語ではない。
人が時代も国も越えて信じ続けてきた「真理への眼差し」そのもの。
それは今も私たちの心の奥底に潜み、目を覚ます瞬間を待っているのかもしれない。
次回――あなたと辿る、さらなる真実の欠片。
私はまた、語りに戻ってくるわ。

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