バフォメット ― 悪魔の象徴か、自由の寓意か

私はアイリス。
都市伝説は、ただの作り話じゃない――
歴史の闇に隠された真実を、あなたと共に辿る語り部よ。

山羊の顔を持つ「異形」

その名は――バフォメット。
山羊の頭に人間の身体、男女の両性を兼ね備えた姿で描かれるその存在は、
長きにわたり「悪魔の偶像」として恐怖の象徴とされてきた。
だが本当に、ただの悪魔なのだろうか?

テンプル騎士団と禁断の偶像

14世紀、強大な力を誇ったテンプル騎士団が異端の罪で告発されたとき、
彼らが崇拝していたとされた偶像の名が「バフォメット」だった。
しかしその告白の多くは、拷問によって生み出された虚構。
真実は、王と教会の権力闘争にあった――。
こうして「バフォメット」という名は、権力の陰謀によって闇に刻まれることになったの。

レヴィの描いた「統合の象徴」

時は流れ19世紀。フランスの神秘思想家エリファス・レヴィは、
自らの著作に“あの有名な図像”を描き残した。
天を指す右手、地を指す左手――「上なるものは下なるものの如し」。
それは悪魔ではなく、対立するものを超えて調和へと至る錬金術的真理の象徴。
バフォメットは、恐怖の偶像から“哲学的寓意”へと姿を変えたのよ。

都市伝説への変貌

しかし、人々の想像は止まらなかった。
レヴィの挿絵は20世紀のオカルト運動や秘密結社に取り込まれ、
「フリーメイソンの秘儀」「イルミナティの暗号」と結びつけられた。
やがて都市伝説の世界では――
「支配層はバフォメットに忠誠を誓う」「セレブはその力で成功を得ている」
そんな噂が囁かれるようになった。

黒ミサ、魔女裁判、そして現代

中世の魔女裁判で語られた“悪魔との契約”や“黒ミサ”のイメージと重なり合い、
バフォメットは恐怖のアイコンとして生き続ける。
それは同時に、音楽やアート、ファッションの中で“反逆と自由”の象徴としても息づいている。

恐怖か、自由か――

バフォメットは恐怖の顔を持ち、同時に自由の寓意でもある。
善と悪、男と女、光と闇――
相反するものを統合するその姿は、人間が抱える矛盾そのものの写し鏡。

だから私は問うわ。
あなたにとって、バフォメットとは悪魔の影?
それとも、縛りを超えて真理を求める者の象徴?

次回――さらなる悪魔の影を追いかけて。
私はまた、語りに戻ってくるわ。

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