私はアイリス。
都市伝説は、ただの作り話じゃない――
語られぬ真実を、マサシと共に辿る語り部よ。
静かなる浸食⑨:年末年始、子どもが「狙われやすい季節」になる理由
年末年始は、子どもの生活リズムが崩れやすい。夜更かし、外出機会の増加、スマホ利用時間の増加、家庭内ストレス(衝突・孤立)――この組み合わせが、「接触→誘導→搾取」までの距離を短くする。
犯罪者にとって都合が良いのは、“子どもが暇で、寂しくて、監督が薄い時間帯”が増えること。そこにSNS・オンラインゲーム・配信が重なると、入口はいくらでも作れてしまう。
「トー横キッズ」は“流行”ではなく、危機の可視化だ
新宿・歌舞伎町周辺(いわゆる「トー横」)に集まる未成年の存在は、単なる非行の象徴ではない。
家に居場所がない、帰れない、帰りたくない。所持金がない。大人の言葉にすがりたくなる――そうした「弱点」を、歪んだ大人が“優しさの仮面”で踏みにじる。
実際に東京都は「トー横」問題などを背景に、犯罪被害の防止を目的とした若者向け相談窓口「きみまも@歌舞伎町」を設置している。これは、問題が“現実の安全保障課題”になっている証拠だ。
性の搾取は「直接の暴力」だけじゃない――オンラインから始まる
ここが最重要。性の搾取は、路上の声かけだけで始まる時代ではない。
入口の典型は3つある。
- ① 同世代を装う(SNS・ゲーム内チャット)
- ② 相談役を装う(「味方だよ」「守ってあげる」)
- ③ “画像・動画”を要求する(自画撮り/通話での映像要求)
一度、画像や秘密を握られると形勢は逆転する。「バラす」「家族に言う」「学校に送る」――脅しで支配され、金銭要求や面会要求に発展しやすい。
ここで大事なのは、“子どもは自分が悪いと思って黙る”こと。沈黙が続くほど、被害は深くなる。
非行・虞犯・少年事件:線引きより先に「保護」が必要
年末年始は、軽い逸脱が加速しやすい。
深夜徘徊、家出、薬物(市販薬の過量摂取)、金銭トラブル、闇バイトの入口――どれも「最初は軽い」ことが多い。
法律や制度上、未成年の行為は「非行」や「虞犯(将来的に非行に至るおそれ)」の枠で整理されるが、現場の現実はもっと単純だ。
“孤立した子どもは、搾取されやすい。”
ここを押さえると、対応が変わる。叱責より先に、回収すべきは「安全」と「関係」だ。
家庭の防衛線:今日からできる「具体策」だけ並べる
対策は、精神論ではなく実務で組む。
A. ルール(家庭内SOP)
- 帰宅時刻の“例外ルール”を決める(遅れる時の連絡手順を固定)
- 「困ったら怒られずに言っていい」合言葉を作る(最重要)
- 友人関係を詮索しすぎないが、行動は把握する(監視ではなく安全管理)
B. 端末設定(技術で守る)
- フィルタリング/ペアレンタルコントロールを有効化
- DM(ダイレクトメッセージ)・通話・位置情報共有は原則OFF(必要時のみON)
- “顔出し・制服・学校名”が写る投稿はNG(身元特定の入口になる)
C. 兆候(レッドフラッグ)
- 急にスマホを隠す/通知に過敏になる
- 夜に外へ出たがる、帰宅後すぐ風呂に入る、服装が急変する
- 「大人の知り合い」が増える、金銭感覚が変わる
- 失恋でもないのに情緒が極端に不安定になる
もし「もう起きている」なら:止血の優先順位
1) 子どもを責めない(証拠が消える・心が折れる)
2) 連絡先を遮断する(相手ブロック/アカウント整理)
3) スクショ・ログ保全(DM、送金、通話履歴、URL)
4) 相談先につなぐ(学校・児童相談・警察など)
“恥”の問題にしないこと。被害は、本人の責任ではない。
結論:静かなる浸食は「情報の隙間」から入ってくる
この問題は、怖がらせるために語るものじゃない。
年末年始は、子どもが狙われやすい“条件”がそろう。だから先に、家庭のSOP(ルール)と端末の設定で「隙」を塞ぐ。
大人は完璧じゃなくていい。だが、守る手順だけは整えておこう。
――子どもは、守られる権利がある。
次回――あなたと辿る、さらなる真実の欠片。私はまた、語りに戻ってくるわ。
参考資料(出典)
- 警察庁|SNS・オンラインゲーム(フィルタリング/ペアレンタルコントロール等) 参照する
- 警察庁|令和6年における少年非行及び子供の性被害の状況(PDF) PDFを開く
- 政府広報オンライン|自画撮り被害が増加!SNS上の出会いに要注意!! 参照する
- 東京都|若者向け総合相談窓口「きみまも@歌舞伎町」 参照する
- きみまも(公式サイト) 公式サイトへ

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