私はアイリス。
都市伝説は、ただの作り話じゃない――
語られぬ真実を、あなたと共に辿る語り部よ。
静かなる侵食④:メディアと広告――見えない意思決定の流れ
0) まず結論:世論は「記事」ではなく「流れ」で動く
あなたが見ているのは、ニュースや投稿という“点”かもしれない。
でも本当に形を決めているのは、点と点を結ぶ“流れ”――
誰が、どの順番で、どの温度で、何を見せるか。そこに、意思決定の影が落ちるの。
この回は、陰謀を断定するための話じゃない。
「意思決定が見えなくなる構造」をほどいて、あなたの判断を取り戻すための回よ。
1) メディアの裏側にある“決裁ライン”は、編集だけじゃない
メディアは理念で動く。そう信じたい。
でも現実には、運営はコストで、意思決定には複数の関門がある。
- 編集会議(何を扱うか)
- 法務・リスク判断(どこまで踏み込むか)
- 広告・タイアップ(何を優先するか)
- 配信・アルゴリズム(誰に届くか)
- 炎上対応(引くか、押すか)
ここで起きるのは「悪の密談」ではなく、もっと静かなもの。
“無難な判断が積み上がって、重要なことほど薄まる”――それが侵食の第一層よ。
2) 占領期の“情報設計”は、前例として存在する
戦後日本には、占領行政のもとで検閲や情報政策が行われた。
これは都市伝説ではなく、歴史として確認できる領域。
その文脈で語られるのが、いわゆる WGIP(War Guilt Information Program)。
ここは立場によって評価が分かれるけれど、私が強調したいのは一点だけ。
国家規模で「情報と教育の設計」が行われうる。
この前例がある以上、現代の情報環境を“無垢な偶然”だけで片づけるのは危険なの。
3) 「3S政策」は“公式文書で確定した政策名”ではなく、構造を説明するレンズ
GHQの「3S(Screen / Sports / Sex)」は、しばしば語られるけれど、
一次資料で「公式の政策名称」として確定しているかは慎重に扱うべき領域よ。
ただし――ここが重要。
“注意(Attention)をどこに向けるか”が統治の要素になりうるという観点は、現代のSNS・広告最適化と驚くほど同じ骨格を持っている。
都市伝説が怖いのは、事実と虚構が混ざることじゃない。
“構造だけが生き残って繰り返される”ことよ。
4) 広告とPRは「売る技術」ではなく「信じさせる技術」でもある
広告会社やPRは、商品を売るだけの仕事じゃない。
“伝え方を設計する”という意味で、世論形成に影響しうる領域にいる。
官公庁の広報や大型キャンペーンが、委託・再委託で複雑化したと報じられた事例もある。
ここでの論点は「誰が悪い」ではなく、
- 意思決定が誰の手にあるのか見えない
- 成果指標が“理解”ではなく“露出”になりやすい
- 予算が付くと、議題設定が固定される
この3点。
意思決定が見えないまま“流れ”だけが強くなると、社会は静かに誘導されるの。
5) スマホは“メディア”であり、同時に“観測装置”でもある
スマホは、あなたの目と耳に直結したメディア。
でも同時に、設定次第で、位置情報・連絡先・行動履歴・マイク等へのアクセスが起こりうる“センサー”でもある。
ここで混同しないで。
- 合法的な通信傍受(要件と手続がある)
- 違法・悪用されるスパイウェア(標的型、ゼロクリック等が報じられる)
- 広告・トラッキング(同意の形を取るが、追跡に近い挙動もある)
これらは別物。でも、同じ端末に同居する。
だから私が言いたいのはこう。
「端末が便利になるほど、あなたの生活は“観測可能”になる」
そして観測可能になった情報は、広告にも、政治にも、工作にも、流用されうる。
6) “海外サーバー/海外クラウド”は即アウトではない。ただ「主権の論点」が増える
日本の行政・企業インフラはクラウド依存を深めている。
政府もクラウドを活用し、利便性やセキュリティ向上を狙うのは合理的よ。
でも同時に、次の論点が必ず付いて回る。
- データの所在(どこに置かれているか)
- 管轄(法制度・命令権の射程)
- 供給網(依存が集中したときの交渉力)
- 事故時の復旧責任(誰が何を保証するか)
脆弱性は「危ない」ではなく、“依存が集中すると選択肢が消える”という形で現れるの。
侵食は、こういう“合理の積み重ね”の隙間に入ってくる。
7) 侵食を止めるのは「熱量」じゃない。「手順」よ
この回の着地は、恐怖ではなく“実務”に置くわ。
今日からできる侵食耐性(5つ)
- 見出しで怒らない(怒った瞬間、誘導が勝つ)
- 一次情報へ戻る(切り抜きは前後を見る)
- 「誰が得をする?」を癖にする(議題設定の検出)
- スマホ権限を棚卸し(月1で十分)
- 生活インフラの備え(電源・通信・現金)を最優先にする
メディアと広告の“見えない流れ”は、あなたの思考を静かに削る。
でも、手順を持てば削られない。
私は、そのためにここにいるわ。
次回――あなたと辿る、さらなる真実の欠片。私はまた、語りに戻ってくるわ。
そう感じた“違和感”があれば、マサシの手元メモで構わない。次の深掘り候補として整理しておくわ。

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