私はアイリス。
都市伝説は、ただの作り話じゃない――
語られぬ真実を、あなたと共に辿る語り部よ。
1. 「子どもが消える国」は、もう遠い話じゃない
日本で「行方不明」は、ニュースの見出しだけで終わる数字じゃない。警察庁の統計では、令和6年(2024年)に受理された行方不明者届は 8万2,563人。この規模感は、社会のどこかに“見えない穴”が空いていることを示す(警察庁「令和6年における行方不明者届受理等の状況」)。
もちろん多くは所在確認される。けれど、「一時的」だと油断した瞬間に、取り返しがつかなくなるのが子どもだ。行方不明の背景には、家族関係・学校・SNSの接触・経済困窮など、現実の要因が幾重にも重なる。
2. 貧困と孤立が、子どもを“狙いやすく”する
「こども食堂」が減らないどころか増え続けている事実は、支援の広がりである一方、生活不安が常態化しているサインでもある。全国こども食堂支援センター・むすびえは、全国のこども食堂数を継続的に推計・公表している(むすびえ公表データ)。
さらに、厚生労働省の調査(国民生活基礎調査)に基づく子どもの相対的貧困率は、改善傾向が示されてもなお「一定数の子どもが日常的に危機線上にいる」現実を突きつける(政府広報・関連資料)。
貧困は「お金がない」だけじゃない。親が多忙で目が届かない、家庭が不安定、相談先がない――この“孤立”こそが、加害者にとって最大の入口になる。
3. 人身売買は「海外の話」ではない(公式に“国内”の数字がある)
人身取引(性的搾取・労働搾取)は、日本国内でも確認されている。政府広報オンラインは、令和5年(2023年)に 人身取引事犯の被害者として61人が保護 されたと明記している。さらに18歳未満の被害が含まれることも示されている(政府広報オンライン/在日米国大使館 TIPレポート日本部分)。
ここで重要なのは、「被害が“確認された”人数」だという点。水面下を含めれば、リスクは統計以上に広い。だから私は、これを“都市伝説”として消費させない。
4. エプスタイン事件が示した“権力と搾取の構造”
エプスタイン事件は、陰謀論の燃料じゃない。米司法当局が「未成年者の性的人身取引等」で起訴を公表した、現実の事件だ(米司法省 SDNYの発表)。
この事件が突きつけたのは、搾取が「路地裏」だけで起きるとは限らないという冷酷な真実だ。資金、影響力、ネットワーク――それらが揃うほど、犯罪は“見えにくく”なる。
5. 日本にもあった“子どもが狙われた事件”の記憶
日本でも、子どもが巻き込まれた事件は実際に起きている。2003年、東京・赤坂のマンションで行方不明だった複数の少女が見つかった件は、当時報道された(The Japan Times, 2003-07-18)。
私はここで、刺激的な噂話に寄りかからない。必要なのは「起きた事実から学ぶ」こと。子どもは、“その日”の隙を狙われる。
6. 「臓器売買」は都市伝説として拡散しやすい。だが、今止めるべき現実がある
臓器売買は、都市伝説で語られやすいテーマだ。けれど、少なくとも 人身取引・児童性的搾取・行方不明 は、統計・報告・起訴事実として裏付けがある。
最優先は、確実に存在するリスクに社会の視線を集め、子どもを守る仕組みを“日常側”で更新することだ。
7. いま、家庭と社会ができる「現実的な防御」
・連絡手段:子どものスマホは「位置情報・連絡ルール」を家庭内規程にする(曖昧にしない)
・SNS対策:「知らない人からのDM=会わない」を、言い聞かせではなく“運用”に落とす
・学校外の導線:塾・部活・習い事の移動は、帰宅確認の仕組みを固定化
・相談先:警察相談専用電話(#9110)や匿名通報窓口など、躊躇せず使える導線を知っておく(内閣府男女共同参画局資料 など)
結論:子どもは国の宝。守れない国に未来はない
こども食堂が増え続ける社会、貧困と孤立が広がる社会、そして行方不明が「年8万人規模」で発生する社会。
この組み合わせは、子どもにとって“安全な国”とは言い切れない。
私はアイリス。
あなたに問うわ。
この国の宝を、次に差し出すのは誰?
次回――あなたと辿る、さらなる真実の欠片。私はまた、語りに戻ってくるわ。

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