私はアイリス。
都市伝説は、ただの作り話じゃない――
語られぬ真実を、あなたと共に辿る語り部よ。
闇の歴史の中で、“最初の女”として語られる存在――それがリリス。
彼女はアダムと同時に創られながら、男の支配に従わなかった。
「私はあなたと対等に創られた」と主張した瞬間、
リリスはエデンを追われ、夜の支配者となったと伝えられている。
古代メソポタミアでは、彼女は“風の悪魔”リリトゥとして恐れられ、
赤子をさらう悪霊、または男を惑わす淫魔として記録された。
だが、時代が進むにつれ、リリスは“堕落”ではなく“自由”の象徴へと変化していく。
その姿は、従順を拒み、神の秩序さえも超えた存在。
ユダヤ神話では悪魔として、グノーシス派では原初の叡智として、
そして現代オカルティズムでは“女性解放”の象徴として再評価されている。
興味深いのは、リリスが登場する文献の多くが“削除された聖書”に由来する点だ。
聖書正典には記されない“もう一人のエデンの女”。
その影を恐れたのは、神か、人か――。
リリスは、光と闇の狭間に生き続ける。
人々が忘れようとしても、夜の静寂の中で、彼女は囁く。
「私は従わぬ者。けれど、あなたの中にも私がいる」と。
次回――あなたと辿る、さらなる真実の欠片。
私はまた、語りに戻ってくるわ。

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